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無政府状態のスペイン若者が政治に絶望する
昨年12月20日、スペイン総選挙が行われ、即日投開票(73・2%)の結果、マリアノ・ラホイ首相率いる国民... 昨年12月20日、スペイン総選挙が行われ、即日投開票(73・2%)の結果、マリアノ・ラホイ首相率いる国民党(PP)が得票率28・7%で123議席(定数350議席)を獲得し、第1党を堅守した。第2党は、ペドロ・サンチェス書記長の野党・社会労働党(PSOE)で、同22%で90議席と伸び悩んだ。しかし、総選挙から1カ月以上が経った現在でも、政権発足の兆しは見えず、6月まで無政府状態となる可能性が出てきた。 ラホイ暫定首相は、総選挙後、「結果はわれわれの勝利で、安定した政府を引っ張るのは国民党が望ましい」と続投への意欲を示した。だが、そのためには、民主主義政治始まって以来、初めてとなる連立政権を強いられることになりそうだ。 2大政党体制の限界 スペインは、1976年のフランコ独裁政権倒壊以降、PPとPSOEによる2大政党間の綱引きが続いた。アスナル元首相が政権に就いた96年を除き、合計11回行われ
2016/01/29 リンク