ポニョ解読

はじめに言っておくと、「ぽーにょぽにょぽにょ」の歌だけでこの作品は（興行的に）勝ったも同然である。既にどなたかが指摘していたが、こんなにも流行し普及する歌は久々なんじゃないかな。あと、以下はネタバレを含んでいる。別にばれたってこの映画は楽しめると思うけれど、気になるのであれば読まないでね。 ポニョは「男の子の教育に失敗したら、世界は滅ぶ」という映画だ。 宮崎駿は「突破口としての、自然と共生する少女」をこれまで繰り返し描いてきた。機械・文明・男性原理と対置されるのは女性原理・自然・魔法であり、閉塞した近代（前者）を打破するのは後者であるというモチーフを、彼はずっと変奏してきたのである。ラナ、ナウシカ、サンなどはこの系譜上に位置し、特に『もののけ姫』のサンは文明と自然の境界に立つ者というよりは野獣（すなわち自然そのもの）に近いと斉藤美奈子は指摘している。 本作ではその傾向がさらに進んでおり、近

[nobyuki]

"もし批判したいなら「ぼくの顔をお食べ」という世界の方がよっぽどクレイジーなので、そちらを先に批判して頂きたい。"＞ｗｗｗ

[takeishi]

「とりあえず、ポニョの妹たちの可愛さは最強だということはここで強調しておきたい。」

[onanieCEO]

「ポニョが「感謝してる、おかげで人間になれた」とか言って宗介を見限る方が面白いんじゃないかと」

[himagine_no9]

あ〜あ、映画見る前から読んじまったよ（笑）。もち自己責任でね。 / 指摘された解釈が出来るよう本当に作られているのか（仕掛けを用意しているのか）に注目したい。 / 教育上良くない！という指摘もあったりする。

[inflorescencia]

「ポニョがヒットしたこと」が作品。歌に踊らされて老若男女が一人の老人の鮮烈な妄想に付き合わされるっていう現代アートなんだと思う。