輝き取り戻したグーグルがライバルに一泡

（2012年9月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙） ウォール街がグーグル劇場の第2幕に共感を寄せるまでに、長い時間がかかった。しかし今週、株式市場の投資家はようやく、警戒心をいくらか解いた。 投資家は検索大手グーグルの株価をほぼ5年ぶりの過去最高値へと押し上げることで、同社の最近の成長加速の基盤となった、より多角的な新しい広告事業にお墨付きを与える一方、SNS（交流サイト）大手フェイスブックに対して暗にノーを突きつけた。 フェイスブックは少なくとも事業面では、短期的にグーグルを負かすチャンスがあったが、その可能性は急激に後退してしまった。 グーグル株がほぼ5年ぶりに最高値を更新した理由 株式市場における再評価がアップルの新型「iPhone（アイフォーン）」――新端末ではグーグルのユーチューブと地図サービスが取り除かれた――の発売と重なったことで、グーグルの正しさを裏づけるような評価は

[konstantinos]

「気に入らないことは多々あるが、グーグルは現金を生み出し続けている」