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金融そして時々山: 憲法改正議論に見る日本人の不思議さ
憲法改正手続きの是非をめぐって議論が喧しい。憲法を変えやすくことの是非はさておいて、私に不思議に... 憲法改正手続きの是非をめぐって議論が喧しい。憲法を変えやすくことの是非はさておいて、私に不思議に思えることは「日本人ってこんなに原理原則を重んじる国民だったのか?」という疑問だ。 今の憲法は言うまでもなく自分たちで作ったものではなく、第二次大戦後アメリカの進駐軍が草案したものである。GHQのホイットニー民政局長は、日本側が作成中だった憲法草案を完全に否定し、GHQが作成した草案を採択しないと天皇が戦犯になる可能性を示唆して強引に押し付けたものである。今の憲法は戦争の勝利者としての終戦直後の米国の日本に対する要求が強く投影されたものであることは明らかである。英国やフランスなどの憲法が自国民の手作り憲法なのに較べて、日本国憲法は進駐軍お仕着せの憲法である。 歴史を振り返ると日本人は長年尊重してきた原理原則や規範を「状況変化」で弊履のごとく捨ててしまうことがある。例えば明治維新後の廃仏毀釈。それ
2013/05/12 リンク