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Deep Kyoto -京の最深部へ- 庭を愛でる 妙卉庵待庵
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Deep Kyoto -京の最深部へ- 庭を愛でる 妙卉庵待庵
JR東海道線の山崎駅改札を背にして左側に降りてすぐ、閑静な住宅街のなかに、古刹妙卉庵はある。その強... JR東海道線の山崎駅改札を背にして左側に降りてすぐ、閑静な住宅街のなかに、古刹妙卉庵はある。その強烈なメッセージを放つ茶室は、この寺に慎ましやかに佇んでいる。 まず書院に入り、その縁側から茶室にいたるまでの庭の形式である「露地」 (路地) がはじまる。延段と呼ばれる畳のように石を敷きつめた飛び石が茶室に沿って延びている。この延段は桂離宮や裏千家今日庵、薮内家燕庵などの露地にも見られるが、おそらく、この妙卉庵が最初の例だといわれている。 さらに左折すると、景色と足触りが打って変わって、茶室の南の土間庇へ続く。丸い川石を用いた飛び石が足元に野趣を添え、南に面した明るい陽射しのなか、茶室入口であるにじり口へと自然に導かれる。 茶室にいたるまでに気分を高めるための到達の儀式とでもいうべきものが露地であることを、ここは教えてくれる。妙卉庵の例は、ごく初期の露地の原型として、単純にしてもっとも貴重な遺