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今週の本棚:若島正・評 『サラの柔らかな香車』=橋本長道・著 - 毎日jp(毎日新聞)
◇橋本長道(ちょうどう)著 (集英社・1260円) ◇涙の代わりに未来が見える将棋小説 勝ちと負けしか... ◇橋本長道(ちょうどう)著 (集英社・1260円) ◇涙の代わりに未来が見える将棋小説 勝ちと負けしかない世界、それが将棋である。プロの将棋界では、プロ棋士と認められる四段になるのが狭き門だ。その門をくぐり抜けても、名人になる道はさらに厳しい。将来を嘱望された棋士でも、いくたびかの挫折を味わううちに、いつしか歳(とし)を取ってしまう。当然のことのようにたやすく名人という頂点に登りつめるのは、大山、中原、谷川、羽生といった、十年かいやそれ以上に一人しか出現しないような天才たちである。しかし、そんな名人でも、生涯にわたって勝ち続けるわけにはいかない。世代交代というかたちで、彼らもまた敗北を知るときが訪れる。その意味で、将棋は負けしかない、つくづく残酷なゲームだと思う。わたしたちが将棋をとりまく世界に心惹(ひ)かれるのは、なによりも必ずそこに敗者の姿があるからではないか。 とりわけ敗者の物語とし
2012/03/21 リンク