八百長問題：協会改革案に盛り込まず １７日答申 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

日本相撲協会の諮問機関「ガバナンス（組織の統治）の整備に関する独立委員会」（座長＝奥島孝康・日本高校野球連盟会長）が１７日に答申する協会改革案に、八百長問題が盛り込まれないことが分かった。関係者によると、答申はコンプライアンス（法令順守）や組織としての倫理を求めるにとどまり、項目を設けて八百長に論及することはないという。 協会は、八百長問題の処理を優先するため、公益法人移行方法などを検討する「公益法人制度改革対策委員会」の作業を凍結している。一方、独立委は組織改革を迫るうえで早期の答申が必要だと判断し、問題発覚後も答申時期を変更しなかった。 このほか、答申は協会組織の問題点などを提示する。現在、内部（親方）１０人、外部２人の計１２人で構成する理事に関し、外部理事を半数近くに増員する案が盛り込まれる予定。また、協会運営に各相撲部屋の利害が持ち込まれることを防ぐため、理事と師匠との兼務は不適切