大阪地検：またミス 「不存在」の調書が存在－－強要未遂公判 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

大阪地裁で公判中の強要未遂事件で、弁護側による証拠開示請求に対し大阪地検が「不存在」と回答していた関係者の供述調書と捜査報告書が、実際には存在したことが分かった。証人尋問がほぼ終了した今年６月中旬に判明し、弁護側は「何度も存否を尋ねており、本当にミスか疑わしい。調書などをもとに関係者を尋問する機会が損なわれた」と批判している。今回のミスで、地裁は予定された公判を取り消すなど、審理が空転している。 起訴状によると、被告の男（５７）は昨年１月、大阪府門真市発注工事の受注会社に下請け会社を紹介し利益を得ようと、同社営業部長に電話をかけて社長に面会させるよう強要したとされる。被告は無罪を主張している。 弁護側は昨年あった公判前整理手続きで、営業部長が警察に虚偽の申告をした可能性があるとして、検察側に関係者の供述調書などの開示を求めた。しかし、検察側は、下請け会社の男性役員の供述調書と、捜査機関が事

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