米モルガン：純損益２０４０億円 ４四半期ぶり赤字 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

【ワシントン斉藤信宏】米金融大手モルガン・スタンレーは１７日、０８年９～１１月期決算の純損益が２２億９５００万ドル（約２０４０億円）の赤字に転落したと発表した。四半期決算で同社が赤字に転落したのは０７年９～１１月期以来４四半期ぶり。前年同期は３５億８８００万ドルの赤字だった。金融危機の深刻化のあおりで保有する金融商品の評価損が大幅に膨らんだことなどが響いた。 １６日に決算を発表した金融大手ゴールドマン・サックス（ＧＳ）も上場後初の赤字に転落しており、投資銀行のビジネスモデルが崩れる中、金融危機の過程で証券会社から金融持ち株会社に業態転換した２社は、今後も厳しい経営を強いられそうだ。 モルガンは、金融危機の深刻化を受けて、金融安定化法に基づき公的資金による１００億ドルの資本注入も受けている。