あかつき：逆噴射直後に姿勢崩す 軌道投入失敗 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

金星の周回軌道投入に失敗した日本初の金星探査機「あかつき」について、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は８日、逆噴射開始から２分２３秒後に機体が５秒に１回転するほど姿勢が大きく乱れ、非常事態の際に取る「退避姿勢」に切り替わっていたことが分かったと発表した。これにより逆噴射が中断。エンジンが破損している可能性もあり、引き続き原因究明を続ける。 あかつきの運用管制室があるＪＡＸＡ宇宙科学研究所（相模原市）で同日夜、プロジェクトマネジャーの中村正人教授らが会見し明らかにした。 あかつきは７日朝、計画通りエンジンを逆噴射し、軌道投入のための進路変更を始めたが、その直後から通信が１時間半途絶。その後の調査で、機体が非常事態の際に取る「退避姿勢」に入ったため逆噴射が中断したことが分かった。あかつきは減速が不十分なまま、金星の近くを通過し遠ざかった。 ＪＡＸＡはあかつきから送られてきた姿勢情報を解析。その

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