「内田樹インタビュー 構造主義がこんなにわかっていいのかしら」 スペシャルインタビュー | Excite エキサイト : ブックス

今回の『映画の構造分析』は、昨年出した『寝ながら学べる構造主義』の実践編に当たるものです。題名からすると、映画批評の本だと思われそうですけど、「まえがき」にも書いたとおり、この本は映画批評のように見えてじつはそうではなく、みんなが知っているハリウッド映画を素材にした構造主義の入門書です。 だから、わざわざ難解な思想用語をちりばめて映画を語るような本では全然ありません。そういう本はたくさんあるし、映画コーナーにいけばわかりますけど、たいていは驚くほどつまらない。でもこの本は、映画を素材にすると、構造主義はこんなにわかりやすいし、おまけに構造主義的に見ると映画はこんなに楽しめますよ、というとてもユーザーフレンドリーな本なんです。 構造的に映画を観るコツですか？ うーん、一度観ただけで構造がわかるというのは、たしかに難しいですね。でも、映画館なりＤＶＤで映画を観て、なんだか気になるシーン、変