asahi.com:小麦、冬に収穫-マイタウン高知

冬に収穫できる小麦を高知大農学部（南国市物部乙）の石川勝美教授＝生物環境工学＝が開発した。南国市や四万十町の農業関係者が昨秋に種をまいたところ、順調に成長し、今月中旬に収穫できた。高知で冬に収穫できれば、二毛作の裏作物として普及する可能性があり、石川教授は「食糧自給率の向上に取り組みやすくなる」と期待している。（末崎毅） 小麦は乾燥地でよく育ち、国内では梅雨のない北海道が有名な産地。一般に秋〜冬に種をまき、夏に刈り取る。雨量が多く気温が高い高知では育てにくく、これまであまり栽培されてこなかった。 だが、石川教授は「涼しくて乾燥した時期なら、高知でも小麦が安定生産できる」と考えた。１９８８年から小麦の品種改良に取り組み、昨年、晩夏〜初秋に種をまいて冬の間に収穫できる「夏まき小麦」の開発に成功した。 この小麦は暗褐色で、普通の小麦よりも水分が少ない。高知では春〜夏に育てる早期米の栽培が盛

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