朝日新聞デジタル:３つの命 育む夏 ◇のいち動物公園-マイタウン高知

県立のいち動物公園（香南市野市町大谷）で、赤ちゃんの誕生が相次ぎ、公開を始めている。愛くるしい姿は来園者の人気者だ。 ツメナシカワウソは、アフリカの水辺で暮らす。泥のなかのえさを手で探るため、爪がじゃまにならないよう退化したという。赤ちゃんはオスで、オスのクラとメスのララの間に、３月１４日に生まれた。園によると、ツメナシカワウソの繁殖に成功したのは中四国で初めてだという。 今月３日現在、全長７２センチ、体重３・６４キロ。母親の後をついてよちよちと歩いたり泳いだり。７月１日まで愛称を募集中で、飼育員の北村香さん（３８）は「愛情あふれる親子の様子を時間をかけて見てほしい」と話す。公開時間は午後１時〜４時。 ジェンツーペンギンは、南極などの寒い海にいるペンギン。メスのメイが４月１７日に産卵し、卵は５月２２日にかえった。生後８日目の５月２９日は、体長２２・７センチ、体重４４２グラムだった。