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『言葉の覇者』 ミルトン・エリクソン
ミルトン・エリクソンを理解するなら、まずやってみるのが一番早い。 そこで、エリクソン催眠の初歩とも... ミルトン・エリクソンを理解するなら、まずやってみるのが一番早い。 そこで、エリクソン催眠の初歩とも言える「握手誘導」を少しだけ解説します。 是非、身近な人に試してみて下さい。 握手誘導とは、文字通り握手した状態から、催眠誘導するものです。 まず握手する相手には、催眠的なことをすることを最初に説明して下さい。 わかっている方が握手誘導が容易になります。 なぜなら、催眠は、頭の中で勝手に入っていくもので、催眠に入っていかざるを得ない文脈を作ることが誘導になるからです。つまり、想像しやすくさせたいわけです。 では、握手誘導のやり方を説明します。 右手で誰かと握手するイメージをして下さい。 握手した後、ふつうは手を離しますが、一瞬、軽く、右手のなか指あたりで相手の手が抜けようとするのを止めて、手が下りないようにします。 それと同時に相手の目を見ていろいろと話しかけます。 相手の意識は視線と会話内容