医療費の自己負担額には上限がある！「高額療養費制度」を解説 | nikkanCare.ism（ニッカンケアイズム）

写真：https://pixta.jp 年齢を重ねるとともに病気に対する不安は大きくなります。入院や手術などへの金銭的備えとして医療保険やがん保険に加入されている方も多いでしょう。 ただ、サラリーマンが加入している健康保険には、医療費の自己負担上限額があることをご存じない方も多いようです。“高額療養費制度”というのですが、今回はこの制度について簡単に説明します。 ■差額ベッド代などは対象外 この高額療養費制度とは、病気やけがなどで公的医療を受けた時、ひと月（１日から末日まで）に病院や薬局の窓口で支払った額が一定額を超えた場合、その超えた額を支給するものです。ただし、健康保険が適用できない先進医療などの費用や、入院時の食事代、差額ベッド代などは「窓口で支払った額」には含まれません。 一定額（＝自己負担上限額）がいくらなのかが気になるところですが、これは年収によって差があり、年収が高いほど上限