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パレストリーナ
16世紀後半にローマで活躍した最も有名な教会音楽作曲家。驚くほどの大量のミサ曲を作った。一方で世俗... 16世紀後半にローマで活躍した最も有名な教会音楽作曲家。驚くほどの大量のミサ曲を作った。一方で世俗多声声楽曲であるマドリガーレの大家でもあった。 その通模倣様式を中心とする精緻なポリフォニー技法は「パレストリーナ様式」と呼ばれ、対位法音楽の一つの極致を示す。順次進行の多い滑らかな旋律が常に絡み合い、響き合う書法は、澄み切った美しさを示すと同時に、歌詞の抑揚や言葉の意味を聞き取りやすく明確にして時代の要請に答えたため、彼のスタイルはその後長く教会音楽の模範とされた。 他方で、同時代の他の作曲家のような劇的表現や半音階書法は極力避けられ、ラッススなどと較べてもポリフォニックな要素が強い。耳当りが良く、調和を求める彼の音楽は人工的な精密さで仕上げられており、ヴェネツィアやフェラーラの劇的・革新的な音楽とは対照的。「反宗教改革」の拠点ローマにふさわしい音楽と言えよう。 しかし一方ではパレストリーナ