競技用義足 : 師あり弟あり : 人 遊 食 : 関西発 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

競技用義足の製作で国内第一人者の臼井さん（中央）の技術は沖野さん（左）と斎藤さん（右）らに確かに引き継がれている（東京身体障害者福祉センターで） 東京都北区の陸上競技場に、軽快な音が響いていた。 パシッ、パシッ。選手たちが跳ねるように駆けて行く。脚に装着したＪ字形の競技用義足は、カーボン製の板バネ。トラックをける選手の体を、前へ、前へと押し出す。 障害者の陸上チームを率いる臼井二美男（５２）が、選手の微妙なフォームの崩れに気づいた。 「ちょっと義足を外してみて」 ひざ下の切断部に小さな充血があった。脚を差し込む器具「ソケット」にずれが生じ始めていた。「筋肉が引き締まってきた証拠だよ」。脚は日々、太ったり、やせたりする。薄いパッドを張り付けると、わずかなすき間が埋まった。 「力強さが戻ったね」。臼井の目が、再び駆け出して行く選手のフォームを注意深く追いかけた。 鉄道弘済会・東京身体障害者福祉

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「義足の方が速いんだ！！」

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義足が進歩しすぎて、五輪から義足の選手を正式の除外される様になったら、それはある意味勝利だと思う。