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万菊 臨済宗参究
仏教の意 仏陀の説かれた教えの意、釈尊を教祖とする宗教のこと。説かれた内容からいえば、佛ということ... 仏教の意 仏陀の説かれた教えの意、釈尊を教祖とする宗教のこと。説かれた内容からいえば、佛ということを表し、佛になるための道を示した教えであって、その面から佛法、佛道ともいう。 釈尊即ち釈迦牟尼佛によって説き示された真理を経・律・論の三蔵をよりどころとして学び、戎・定・慧の三学を修め、或いは念仏や唱題などによって迷いを転じて悟を開き、煩悩を断じて涅槃に至ろうとする教えであって、一法印、三法印、四法印によってその特質が要約して示される。 歴史的にみれば根本仏教、原始仏教、部派仏教、大乗仏教などがあり、伝播の地域からいえば南傳仏教、北傳仏教、印度仏教、中国仏教、日本仏教、西蔵仏教(喇嘛(ラマ)教)などがり、教義的には小乗仏教、大乗仏教、一乗仏教、三乗仏教神秘仏教、聖道門、浄土門などに種々に分けられる。 仏教は時代や地域を越えた普遍性を維持しつつも、時代とともに発展することをやめず、異地域や異民族