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第1幕『今弁慶』その10: プレイレポートbyたきのはら
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第1幕『今弁慶』その10: プレイレポートbyたきのはら
次の夜は満月。 月の光に照らされ、幽冥界の力がくっきりと顕界に及ぶ夜。 必ずや――あの鬼は、現れる。 ... 次の夜は満月。 月の光に照らされ、幽冥界の力がくっきりと顕界に及ぶ夜。 必ずや――あの鬼は、現れる。 橋のたもとで1日休んで鋭気を養った4人――吉野、鬼龍、芙蓉、そして桜花は武器を手元に置いて、橋の方を伺っている。 「そう言えば、申し忘れたことがありました」 急に桜花がぽつりと言った。 「何」 「幽々子様の名を言って、私が名乗らないでよいという法はございませぬ。私が五条桜花というのは偽り、私は西行寺家に代々庭守として仕える魂魄家の妖夢と申します」 「橋姫でも桜の姫さまでもなかったのね」 にこりと芙蓉が笑ったとき、急に生臭い風がどっと吹きわたった。橋のたもとでぼろにくるまっていたにとりが顔をしかめる。 「この世の風じゃない」 答えるように月に群雲がかかり、橋の上が急に陰になった、その中から。 ぼうっと陰火が点り、うっすらと影のようだったものがたちまちに形を成す。と同時にちゃんちきちゃんちきと