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児童文学の世界では不動の人気を誇り、一般向けに書かれた『いつかパラソルの下で』で直木賞にもノミネ... 児童文学の世界では不動の人気を誇り、一般向けに書かれた『いつかパラソルの下で』で直木賞にもノミネートされ、ますます活動の範囲を広げている森絵都さんに啓文社の、児玉憲宗さんとリブロ港北東急SC店の佐々木麻美さんが、デビュー作から最新作までの作品づくりの裏側を伺った。 本を読まない子にまずお薦め 児玉……デビュー作の『リズム』は、その後の作品も含めて、一番主人公が子供らしい感じがしてかわいいですよね。早く大人になって、逆境にも立ち向かっていけるようになったらいいなと思いながら読みました。作品自体もとても初々しいですね。 佐々木.........『リズム』はやっぱり『ゴールド・フィッシュ』と合わせてひとつの作品だと思っています。どうしても小説の中の子供は、みんな少し大人っぽくなってしまいがちですが、森さんの作品は、自分の子供たちを見るような感じで、違和感なく読めます。 森……『リズム』を書いた頃