「経営戦略の教科書」、残存者利益が成立する条件とは？ | 食ビジネスのイノベーションへのヒント

「経営戦略の教科書」（遠藤功さん著）は、それほど期待していなかったのですが、内容が面白く、思わず読み込んでしまいました。この書籍から学んだことを何回かに分けて紹介します。 今日は、 残存者利益 について。 残存者利益の意味は、「経営戦略の教科書」を読む前から知っていました。ただし、どちらかというと少しマイナスな印象を持っていたのは事実。この本の終わりの方で“補講”として、残存者利益について触れられていました。短い章でしたが、とても簡潔に説明されていました。 残存者利益が成立すれば、高収益を享受できるようです。例として挙げられていたのは、産業用モーターなどの成熟製品を製造する企業、米エマソン。モーター事業を日本電産に売却したことで有名かもしれません。エマソンの高収益は、 44年連続増収・54年連続増配 という驚異的な記録が物語っています。 ただし、このオイシイ残存者利益も、ある条件が整わない

[benkeiblog]

“残存者利益も、条件が整わないと成り立ちません。大きな成長は期待できないものの、絶対になくならない製品である。 市場の成熟期を耐え忍ぶだけの体力がある。 競争相手は多いものの、それほど強くないこと。”

[John_Kawanishi]

｢「成熟しているが絶対になくならない製品である」「市場の成熟化に耐えられる体力を持っている」「競合は多いものの強くない」の3つ｣｢通常見逃されている場合が多いだけに｣｢利益を得られればオイシイ｣