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虫の眼をもつ官房長官
「いわゆる平和憲法だけで平和が保障されるなら、ついでに台風の襲来も憲法で禁止しておいた方が良かっ... 「いわゆる平和憲法だけで平和が保障されるなら、ついでに台風の襲来も憲法で禁止しておいた方が良かったかも知れない 」 これは哲学者、田中美知太郎氏の名言で、憲法で平和が得られるとする空想的な考えをうまく皮肉っています。これを思い出したのは先日、韓国軍が予定していた砲撃訓練に対する仙谷官房長官の次の発言からです。 「韓国政府には通常の軍事演習を自らの判断で行う権利がある」 韓国が北朝鮮側の反応を警戒しつつ演習の時期を決めようとするとき、「行う権利がある」と権利の問題として扱うのは違和感というか、いささか奇怪な感があります。これは北朝鮮との緊張を孕んだ外交の問題であり、権利の有無など、意味のある問題とは思えないからです。この発言を聞くと、長官が全体的に問題を把握されているとはちょっと想像できません。 これが平和憲法で平和が保障されるという話と似ているのは、敵国や北朝鮮という相手があるのにも拘らず
2011/01/14 リンク