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『いま世界の哲学者が考えていること (朝日文庫)』
誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な... 誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 人工知能、遺伝子工学、格差社会、宗教対立、環境破壊…。21世紀を迎えても簡単には解決できない諸問題を哲学者はどのように考えているのか?本書ではそれらを解説し、人類が直面する難題に答えを出すものです。 哲学が必要とされる時代は激動の時代である―。 僕が哲学書を読みふけっている中で、哲学者で東京大学大学院総合文化研究科教授の國分功一郎先生のこの言葉がますますその実感がするわけです。本書は21世紀を生きる哲学者達が人工知能、遺伝子工学、格差社会、テロの脅威、フィンテック、宗教対立、環境破壊…。などの簡単に解決できない問題について、どのような思いをめぐらせているのかを解説・紹
2023/03/21 リンク