『2009/6/18』

知り合いの映画関係者が「気に入ると思いますよ」とずいぶん前にくれたDVD。 『ＳＲ サイタマノラッパー』！！ 遅ればせながら観て、俺はぶっ飛んだ。 素晴らしいのである。 なんてことのない青春映画、音楽映画とも言えるのだけれど、役者がいい。ラップがいい。映像がいい。間がいい。長回しを徹底する演劇性がいい。若者とヒップホップへの、愛情と突き放しの度合いがいい。 観たその日に、俺はもう一度観た。 観たくて観たくて仕方なくなったのだ。 そして、二回目のラストで号泣した。 そのラストシーン10分がまた観たくて、そこだけ観た。 最後の最後の3分ほどがあまりにいいので、またそこを観た。 その奇跡のような3分をまたさらに観た。 何度も同じことを繰り返し、俺はいつの間にか泥酔して眠り込んでいた。 その日に何度も観たくなるような映画に出会うのは、生まれて初めてのことであった。 昔、『ドリームガールズ』のことを

[tegi]

いとうせいこう、『ＳＲ／サイタマノラッパー』絶賛。どんどんのぼりつめていくなあ、この映画..。