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『白鶴拳について』
ある日、たまたま立ち寄った本屋で目に留まった武道雑誌をパラパラと立ち読みしていると、 「白鶴拳」と... ある日、たまたま立ち寄った本屋で目に留まった武道雑誌をパラパラと立ち読みしていると、 「白鶴拳」という中国武術を台湾で修業したという小内裕二なる人物がその技法の一端を紹介しており、 私は何故だか妙に興味が湧いたので予定外の出費をして帰路に就いた。 その後、前述の小内氏が『少林禅寺傳正統白鶴拳』という本を出版したことを知り、 早速それを買って読み進めていくうちに、 「これは“本物”の武術である」とニワカながらに確信した。 私はやや天邪鬼な性格ゆえ、 「地味だが強い」「日本では殆ど知られていない」などの 文言に惹かれたということもあろう。 更にしばらく経ってから、 小内氏が東京で白鶴拳の特別セミナーを開催することを知った私は 早速、電話で問い合わせて受講した。 受講者は私を含めて4人程度だったろうか、 私以外は以前から小内氏に指導を受けていた様子である。 白鶴拳は「飛鶴拳」「鳴鶴拳」「宿鶴拳」