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『最強の応手△8四歩;その1』
とある将棋序盤ソムリエの、将棋戦法つまみ食い 自称、将棋序盤ソムリエとして、序盤を中心にテイスティ... とある将棋序盤ソムリエの、将棋戦法つまみ食い 自称、将棋序盤ソムリエとして、序盤を中心にテイスティングしていきます。いp 今回は後手が四手目に飛車先を突く△8四歩のラインを見ていきます。 今回は四手目に△8四歩と飛車先を突く手です。一見、何ということも無い普通の手です。それをワザワザ最強の応手と言うわけは?それは、▲6六歩と角道を止めて、石田流本組みに組む手を許さないからです。 後手が8五まで歩を伸ばしてきたとき、何の備えもなければあっさり歩を交換されるだけでなく、8七に竜まで作られてしまいます。石田流本組みでは、8筋を7六飛と浮くことで受けます。ところが、五手目以降▲7八飛△8五歩となると、先手は次に▲7六飛と▲6六歩を同時にはさせないので、石田流本組に組めなくなるという仕組みです。 四手目に△4二玉や△5四歩は、先手に▲6六歩と止めさせようと言う手(詳細は今後解説します。)ですが、一方