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童貞を笑っちゃいけないって理屈はわかるけど
やっぱり、こういう考え方がどんどん浸透していくと、いろいろと窮屈になって、お笑いなんかはいろいろ... やっぱり、こういう考え方がどんどん浸透していくと、いろいろと窮屈になって、お笑いなんかはいろいろ厳しいだろうなあと思う。 「いや、人を差別するような笑いはレベルの低い芸人のやることだ。人を傷つけない笑いはいくらでもできる」という人がいる。 確かにそうかもしれない。 だが、そういうことをいう人が「たとえば『笑点』が」とか言い出すとげんなりする。 笑点で昇太師匠の「独身いじり」するのと、童貞を笑うのと、構造は全く同じだろうが。 童貞を笑うのがマッチョイズムなら、未婚の男性を「不完全」「人格に問題がある」という立ち位置でバカにして笑うのはどうなんだ。 小遊三師匠は女性を徹底的に「性的欲望を満たす対象」として見ることで笑いを取っているようにしか見えないし、大月と秩父の争いは地方蔑視だ。 まあ、そもそも古典落語なんて、現代基準では結構な差別性をはらんだ笑いの世界なんだから、当たり前といえば当たり前な