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一番星さんはうどんを食べる
「それでさあ、三蔵がさあ」 良子は三蔵というキャラクターのフィギュアを買うためにバイトを始めたとい... 「それでさあ、三蔵がさあ」 良子は三蔵というキャラクターのフィギュアを買うためにバイトを始めたという。 「そうなんだ。すごいね」私は話を合わせる。 「三蔵のためなら女子高生だって田植えくらいするわ。麻里は今もお店の手伝いやってるの?」 「今はやってないよ」 「そうなんだ。私好きだったけどな、あれ」 「やめてよ」私は苦笑して目をそらした。 良子と別れて電車に乗ると出口近くの二人席に座って学生鞄を隣に置いた。季節の変わり目でブレザーを着ていると少し暑い。生徒の多くは部活動の最中だから乗ってくる高校生はあまり見えず他の乗客もまばらだった。三十分ほどで自宅近くの駅名を告げるアナウンスが入り、ほどなくして電車は止まった。 「はてなー。次ははてなー」 出口のボタンを押しこむとぷしゅっと音を立てて扉が開いた。はてな駅のホームに出るとけばけばしい黄色の看板が目に入る。 《ケーキがなければ、うどんを食べれば
2023/05/24 リンク