障碍者の祖母が死んだ

つい最近父型の祖母が死んだ。子供のころから耳を患っており、音声を介した会話はできず、意思疎通には文字または手話が必要な人だった。 障碍を持っているがゆえに教育機会にも恵まれず、文字コミュニケーションをしても知能の遅れが感じられた。 子をなすことと家事・育児が彼女の成人後の人生の全てだった。彼女にとっては通常の人間が行う様々な所作が重労働であっただろうことは想像に難くない。 彼女は常人に追いつくための努力をしてそれらをこなしていた。そんな、尊敬に値する女性だった。 障碍をもつ祖母を娶った祖父はどのような人間かというと、田舎で運搬を行う低収入の肉体労働従事者であったらしい。彼らは出会い、４人の子を成した。そして祖父は４人目の子が１５歳の時に事故で死んだとのことである。 そのなかの３番目の子が私の父であった。父の話によれば、彼が１７歳の頃に祖父がトラック事故を起こしたらしい。即死ではなく、大腿部

[uehaj]

少子化というのは、こういうストーリーからの脱却の帰結なのです。昔は子供を作ることは老後保障だった。明治大正、それ以前は社会の大半で普通の話だった。社会保障が充実するようになって少子化が始まった

[tsubo1]

両親が大卒、自分も大卒、新卒で一般企業に正規雇用で入社して会社員、みたいな人生を歩んでると、こういう人々の存在が見えなくなる

[edam]

こういうファミリーヒストリーが見たい。輝かしいやつじゃなく。

[pikopikopan]

昔の入り婿って尊厳なかったから、嫁の苗字になるの嫌がる旦那実家ってその目線で見てたのだろうな。納得した。男女問わず踏みにじられる人の声は残ってない。そういう意味ではオープンに出来る良い時代になった

[sds-page]

お国や世間体の為に結婚や出産する、という呪縛が薄くなったリベラルな現代社会で少子化するのは自然の摂理だろう

[iinalabkojocho]

フィクションならどんなに良かったか。と言うかある種の祖型（アーキタイプ）として家族論研究には近似するケースが出てくる。個人としての尊厳はつまるところ経済力や福祉へのアクセスの知能でそれがなければ家族へ

[hedgehogx]

今の年寄りが平然と若者や女性を踏みにじる理由が分かる。年間数千万円のリソースをぶち込んで100歳近くまで生きるくせに介護と育児が終わったら年老いて死んでた時代から進歩できてない。

[andonut146]

実家の方がマシだったらしい３番目の子である私の父という婿養子、というフィクション。

[zeromoon0]

がんばえ～

[cha16]

「父型の祖母」

[ggrordie]

“父型の祖母”

[mori99]

父親が団塊の世代で増田が団塊ジュニアぐらいの時代感だ