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闇は深いほど光を放つと思う - アーキペラゴを探して
今月のポパイの特集に影響されて、街中から離れた山あいをトレッキングしていた。道すがら、印象的な二... 今月のポパイの特集に影響されて、街中から離れた山あいをトレッキングしていた。道すがら、印象的な二つの風景に出会った。ひとつは、トンネル。ひとつは、淵。 僕はトンネルの出口で立ち止まり考えた。 普通、僕たちは、トンネルを抜ければ、そこは光なんだと考えている。それは、結果を重視する考えだ。結果が良ければ、過程がどうであってもいいんだろうか。過程を重視し、過程が大事だと言う大人たちもいる。 暗いトンネルを死に物狂いで抜けても、草も生えていないような場所に辿りつくこともある。そのような闇の荒地に辿りつくことも、これからの社会状況では不可避なことかもしれない。 少し歩くと、左手に川が流れているのが見えた。やがて淵と呼ばれる場所に辿りついた。 水面は、淵の場所だけ、周囲の風景を写しこみ、強く光を反射している。淵は川の流れを受けても、深くためる容量があるため、水流の影響を受けにくい。だから、川の流れがあ
2014/11/26 リンク