ユニクロの変貌 「低価格」脱却か？ 一斉大幅値上げ＆スニーカー戦争参入

健康志向の高まりを受け、スニーカーがブームだ。 ファーストリテイリングが運営するカジュアル衣料販売チェーン、ユニクロは国内約8400店で4月末からスニーカーを売り始めた。4年ぶりのシューズへの再参入だ。今回発売されたのは、靴ひものない「スリッポンスニーカー」と靴ひものある「シューレーススニーカー」の2種類で、各5色。サイズは23～28cmで1cm刻みとなっている。価格は各2990円（税別）で他の衣料品と同様に自社で企画し、中国の委託先工場でつくるSPA（製造小売業）型だ。 ユニクロは4年前まで、スニーカーやパンプスを販売していた。2005年に靴小売のワンゾーン（旧・靴のマルトミ）を買収、08年に婦人靴のビューカンパニーを子会社にしてシューズ事業に本格参入した。09年から「ユニクロシューズ」ブランドとして販売してきたが売れ行きが悪く、11年8月に撤退した。 長く低迷していた靴業界は、東日本大

[amsoat]

これが６月時点での記事。新商品２割値上げの狙いはコスト高の吸収というが、それに生活者がついてくるかどうかという分かれ目の時期の話。この６月、売上は対前年同月比で二桁％低下した。