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パイオニア、経営破綻危機に…資金ショート寸前、カーナビ需要急減に対応遅れる
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パイオニア、経営破綻危機に…資金ショート寸前、カーナビ需要急減に対応遅れる
オーディオの名門、パイオニアが経営の岐路に立たされている。カーナビ事業の業績悪化を受け、カルソニ... オーディオの名門、パイオニアが経営の岐路に立たされている。カーナビ事業の業績悪化を受け、カルソニックカンセイなど複数の企業と提携について協議している。カルソニックカンセイは日産自動車が2017年、米投資ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に身売りし、KKRの傘下に入った。共同出資会社を設け、パイオニアが自動車メーカー向けOEM(相手先ブランドによる生産)の事業を移管する案を中心に検討されている。 パイオニアはインクリメント・ピー(IPC)という優良100%子会社を持つ。IPCはカーナビや自動運転に欠かせないデジタル地図のデータを持っている。虎の子の子会社が、パイオニアが危機を脱するための“切り札”と見るM&A(企業の合併・買収)の専門家もいる。 パイオニアの2018年4~6月期決算の売上高は前年同期比0.6%増の838億円、営業損益は15億円の赤字(前年同期は2億円の赤字)