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異例の「極ZERO」騒動、なぜ起こった?歪んだビール税率に悩む業界、高まる増税観測
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異例の「極ZERO」騒動、なぜ起こった?歪んだビール税率に悩む業界、高まる増税観測
サッポロビールは7月15日、低価格の「第3のビール」として販売していた「極ZERO」を「発泡酒」として再... サッポロビールは7月15日、低価格の「第3のビール」として販売していた「極ZERO」を「発泡酒」として再発売した。従来の商品が今年1月に国税庁からの指摘で第3のビールとして認められない可能性が浮上したためだ。第3のビールより税率が高い発泡酒に切り替えるという異例の対応で、5月の製造分を最後に販売を中止し、さらに酒税税率の適用区分の変更で累計販売量から試算した差額分116億円の追加納付も決めた。発泡酒である新商品の販売価格は税率の区分が変わることで、これまでより20円高くなる。なぜ、このような事態が起こったのだろうか。 「極ZERO」は、健康志向の消費者を意識し、「プリン体と糖質をゼロにした世界初の製法」というのが売り文句だった。昨年6月の発売から12月末までの半年間で約360万ケースを販売するなど、サッポロの主力商品に成長しつつあった。しかし、この「世界初の製法」に国税庁が待ったをかけた。