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資料(美術品・貴重書)の天敵の話 - 泰西古典絵画紀行
~この記事はあまり心地よい話ではありませんので,食事時には読まないで下さい~ ようやく繁忙期を抜け... ~この記事はあまり心地よい話ではありませんので,食事時には読まないで下さい~ ようやく繁忙期を抜けて時間を取れるようになった今日このごろ.初夏の連休を利用して二年間の懸案だった作業に取り掛かりました. 紙類資料の天敵は....そうですねぇ,光の照射でヤケたり,液体がかかることでシミ・シワが出来るといった物理化学的な問題もありますが,今回は生物として,黴(カビ)と害虫について. どちらも古いものにはつき物ですが,カビはいたるところに胞子があるので,発芽しないように温湿度管理で対処します.カビの成長の水分源は空気中からまかなわれるのではなく,液体の水の存在が必要とのことで,急激な温湿度変化で結露することが問題なのだそうです.安定した条件では湿度70%までなら大丈夫らしい.常識的には湿度60%以下が目標,あとは資料の特性にもよりますが,紙自体も極端な乾燥下ではもろくなるようで50%以上が目安のよ
2013/07/25 リンク