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愛しの”文華”皇帝/乾隆帝(中野美代子) - 見もの・読みもの日記
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愛しの”文華”皇帝/乾隆帝(中野美代子) - 見もの・読みもの日記
○中野美代子『乾隆帝:その政治の図像学』(文春新書) 文藝春秋社 2007.4 あっ、中野美代子センセイ... ○中野美代子『乾隆帝:その政治の図像学』(文春新書) 文藝春秋社 2007.4 あっ、中野美代子センセイの新刊! しかも乾隆(チェンロン)皇帝だ~!!と、本書を見つけたときは、二重三重に心が躍った。中国人は乾隆帝が大好きだ。共産党の公式イデオロギーは、過去の皇帝を「人民の敵」とみなしてきたが、最近は、小説でもドラマでも「乾隆」の名を冠したものが大流行だという。私も、そうした娯楽作品の影響を受けて、乾隆帝のファンになってしまった。 しかし、このひと、なかなか一筋縄ではいかない皇帝である。狩猟遊牧民族である満州族のアイディンティティを保ちつつ、漢字・儒教文化圏の粋を体現し、チベット仏教を尊崇し、宣教師たちを使役して西洋式の庭園を構築する。それなりに侵略戦争は繰り返したけれど、苛烈な征服者のイメージはない。しかし、彼の残した「図像」の数々を読み解いていくと、独特の世界観に基づく帝王学、底知れぬ支