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書評 コラム・マッキャン『ゾリ』 - 越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa
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書評 コラム・マッキャン『ゾリ』 - 越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa
放浪者(ノマド)の女性の物語 コラム・マッキャン『ゾリ』(栩木伸明訳、みすず書房) 越川芳明 本書は... 放浪者(ノマド)の女性の物語 コラム・マッキャン『ゾリ』(栩木伸明訳、みすず書房) 越川芳明 本書は東欧のロマの女性を扱った読み応えのある小説だ。しかも、翻訳はまるでロマの金物細工みたいに、一言一句にまで心憎いほど技術が行き届いている。 作家はロマの血を引く者ではない。アイルランド人の作家である。当事者でない作家が書くマイノリティの物語は、往々にして紋切り型のステレオタイプをなぞった物語になりやすく、それゆえに逆に、世間一般の覗き趣味を満たすものとして好評を博したりする。 しかし、この小説は、その手のウケを狙ったものではない。ロマでない作家がロマについて書く難関を、語りの構造に工夫を凝らすことで巧みにくぐり抜けている。 たとえば、作家は視点人物や語りの人称に工夫をこらす。一つに、作家自身を投影したと思えるスロヴァキア人のジャーナリストが登場する章を挿入して、ロマの人々にカモられる非ロマの文