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ロラン・バルト 著『喪の日記』 - 荻野洋一 映画等覚書ブログ
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ロラン・バルト 著『喪の日記』 - 荻野洋一 映画等覚書ブログ
2009年2月にスイユ社から出たばかりのロラン・バルト『喪の日記』が、早くも邦訳刊行された(みすず書房... 2009年2月にスイユ社から出たばかりのロラン・バルト『喪の日記』が、早くも邦訳刊行された(みすず書房)。翻訳家たちの完璧主義とやらが災いしているのだろうか、世の中には、何年十何年と訳者の書斎で居眠りを続ける洋書が多いというのに、今回の早期刊行は非常に喜ばしいことである。 バルトという人は周知のように、みずからの家庭を持つことはなく、「生涯で唯一敬愛した女性」である母親とずっと二人暮らしをしてきたが、1977年10月にその母がついに病死する。そして1980年の2月に起きた交通事故が、彼自身の命をも奪ってしまうわけだが、母の死の翌日から悲嘆と孤独の心情を綴りはじめた『喪の日記 Journal de deuil』と名づけられたカードの束が、死後、IMEC(現代刊行物研究所)によって厳重に保管されていた。没後30年近くが経過し、日記に登場する関係者のプライバシーが問題視されなくなったと思われる中