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65歳未満の若年発症認知症発症に関わる15の要因 - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
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65歳未満の若年発症認知症発症に関わる15の要因 - Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文
高齢発症の認知症の約40%は,12の危険因子を修正することによって予防・遅延できる可能性があると言わ... 高齢発症の認知症の約40%は,12の危険因子を修正することによって予防・遅延できる可能性があると言われています(Lancet委員会報告)(過去ブログ).しかし65歳未満の若年発症認知症についてはよく分かっていません.遺伝的要因の関与が大きいものと思われがちですが,本当の原因が何であるか正確には分かっていません. 最新号のJAMA Neurology誌に,UK Biobankのデータを用いた前向きコホート研究が報告されています.35万6052人(!)の参加者を対象とした8年間の追跡調査の結果です.485例の若年発症認知症が認められ,10万人・年当たりの発症率は16.8人でした.発症率は40歳から5年ごとに増加し,女性よりも男性で高率でした.そして図に示す15の因子が発症と有意に関連することが分かりました.最も強力な危険因子が起立性低血圧で,ついでうつ病,アルコール中毒,脳卒中と続き,遺伝要因