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フェデラリズム余話(1) - 研究生活の覚書
以前、有名なロシア政治研究の大御所のS先生と二人で昼食をとっていたとき、こんな会話をした。 先生「... 以前、有名なロシア政治研究の大御所のS先生と二人で昼食をとっていたとき、こんな会話をした。 先生「アメリカ連邦制のモデルが、実はインディアン諸部族の連合形態をモデルにしているって話を聞いたことがあるんだけど、どうなの?」 私「はあ・・・。そんな説もありますね。そういえば、フランクリンが友人への手紙の中でインディアンの政治形態をずいぶん詳細に書いています」 先生「インディアンっていうのは、もともと中央アジアにいたモンゴロイドだよね。だとすると、それは当然なんだ。彼らは基本的にフェデラリズムで存在している。だから、アメリカ大陸に渡ったモンゴロイドがフェデラリズムを構成しているというのは分かる話だ。でね、今の日本国憲法はアメリカが作ったわけで、アメリカの連邦憲法の影響が日本にも少しは流れているとしたら、これは壮大な太平洋史観になって非常に愉快だと思うんだ」 学術の中心にいながら、こういう飛び道具
2006/01/21 リンク