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『「共倒れ」社会を超えて』書評 生命に優劣つけていませんか|好書好日
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『「共倒れ」社会を超えて』書評 生命に優劣つけていませんか|好書好日
「共倒れ」社会を超えて 生の無条件の肯定へ! (筑摩選書) 著者:野崎 泰伸 出版社:筑摩書房 ジャン... 「共倒れ」社会を超えて 生の無条件の肯定へ! (筑摩選書) 著者:野崎 泰伸 出版社:筑摩書房 ジャンル:新書・選書・ブックレット 「共倒れ」社会を超えて—生の無条件の肯定へ! [著]野崎泰伸 船が沈没しつつある。救命ボートには乗船者全員が乗れない。で、どうするか。 サンデルの「白熱教室」が契機となったのか、生死を分ける極限状況を想定した思考実験を最近よく見かける。 著者はそうした傾向に批判的だ。全員が助からないのなら、より有為な人材が優先的に救助されるべきだとする功利主義的判断がそこでは導かれがち。それは裏を返せば障害者のように生産力に乏しい人間は救われなくても仕方がないとみなすことでもある。思考実験はそうした思考パターンを予習させ、定着させかねない。 そうではなく、生命という交換不可能なものを「有為な」人材の生命と交換するために差し出す「犠牲」の構造自体を問題視すべきではないか。現実に