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ナボコフ「ローラのオリジナル」書評 難解な大作家へ導きの微光|好書好日
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ナボコフ「ローラのオリジナル」書評 難解な大作家へ導きの微光|好書好日
ローラのオリジナル [著]ウラジーミル・ナボコフ/ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクス... ローラのオリジナル [著]ウラジーミル・ナボコフ/ナボコフ 訳すのは「私」―自己翻訳がひらくテクスト [著]秋草俊一郎 ナボコフは二十世紀後半の大作家だが、一般受けはしにくい。感情移入やドラマ重視の読み方を軽蔑した彼の作品は、ことばやイメージの断片が記憶と戯れ連想の鍵を開ける中で変によじれる。最初は見どころが見当もつかない。 が、その助けになりそうな本が二冊。まずは未刊の遺作『ローラのオリジナル』。著者が死後焼却を命じていた草稿カードの束とその翻訳だ。 草稿なので、全体像はあいまいだ。が、その分ナボコフが重視した細部のしかけは見えやすい。さらに訳者は、各種の推理を繰り出して小説全体の復元を試みつつ、微細なポイントも詳しく解説してくれる。だじゃれ、他作品の連想と異様な構成——各種のツボの熱気あふれる説明は我が国有数のナボコフィアンたる訳者の手柄。が…… 一方でそれはナボコフ読みの落とし穴をも