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タラ・ウェストウーバー『エデュケーション』訳者・村井理子さんインタビュー 壮絶な家庭環境、でも「学びは人を救う」|好書好日
文:太田明日香 写真はタラ・ウェストウーバー©Paul Stuart 『エデュケーション』あらすじ アメリカは... 文:太田明日香 写真はタラ・ウェストウーバー©Paul Stuart 『エデュケーション』あらすじ アメリカは北部、ロッキー山脈東部にあるアイダホ州のモルモン教の家系に生まれたタラ・ウェストウーバーは、壮絶な子ども時代を過ごした。父は政府を信じず、学校や病院に行けば洗脳されると信じているサバイバリストで、家業の廃品回収業の傍ら、いつか来る滅びの日のためにせっせと食糧や燃料の備蓄に励んでいる。タラには出生証明書がなく、父の廃品回収業を手伝いながら育った。病気や怪我をしても、手当ては無資格の助産師をしている母のハーブのオイルだけ。兄のショーンはタラに凄惨な暴力をふるい、従わせようとする。しかしタラは、すでに家を出て大学に進学していた兄のタイラーの助言をきっかけに大学へ行くことを決意。そして周りの人の手を借りながら学び始める。 あらゆる逃げ道を断たれた状態から ――村井さんが初めて読んだときの感
2021/02/17 リンク