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「ルクレツィアの肖像」書評 奪われて屈せず 少女の眩い生|好書好日
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「ルクレツィアの肖像」書評 奪われて屈せず 少女の眩い生|好書好日
「ルクレツィアの肖像」 [著]マギー・オファーレル 本作の主人公、ルクレツィア・ディ・コジモ・デ・... 「ルクレツィアの肖像」 [著]マギー・オファーレル 本作の主人公、ルクレツィア・ディ・コジモ・デ・メディチについて判明していることは乏しい。1545年生まれ。15歳でフェラーラ公アルフォンソ2世に嫁ぎ、翌年死亡。夫に殺されたとの噂(うわさ)があったとの事象が、歴史学的には彼女にまつわるほぼ全てである。 しかし本書を繙(ひもと)いた読者は、この薄幸の少女が作中に生々しく息づいている事実に驚嘆するだろう。本作はルクレツィアの死の前夜、彼女が夫の殺意を感じつつ食卓に着くシーンより始まる。自らの死を間近にしながらも、「上手におやりなさいね」と内心呟(つぶや)くルクレツィアは、己の身に起こる事柄を全て観察しようとするかの如(ごと)く冷静である。 幼少時のルクレツィアはその鋭い感性ゆえ、周囲からは風変わりな子と見なされる。家族の愛を求めつつも、自らの裡(うち)なる声に背けず心引き裂かれる姿は痛々しい。