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『逃亡くそたわけ』絲山秋子(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
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『逃亡くそたわけ』絲山秋子(中央公論新社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 「頼むから俺を観察しないでよ」 絲山秋子は大好きな作家なのだが、そればっかり続... →紀伊國屋書店で購入 「頼むから俺を観察しないでよ」 絲山秋子は大好きな作家なのだが、そればっかり続けて読む気はしない。ずっとそこに居続けたい、しっとりその雰囲気に浸りたい、という類の小説ではないのだ。もっとケンカ的というか、向こう気が強くて、パンチを浴びせられたり、凹まされたりする。どの作品にもSM的な応酬関係が仕組んであって、たとえやさしく明るい語り口でも、何となく剣呑さが消えない。いつも刃物がちらついている。毎日、少しずつ、寝る前に読みましょう、という世界ではない。 『逃亡くそたわけ』もそうだ。主人公の花ちゃんは躁鬱病。躁の症状が出て、自殺をはかった。それで精神病院に入ったのだが、ある日、同じ病棟に鬱病で入院している「なごやん」という男の子を誘って脱走する。銀行でお金をおろし、とにかく逃げるのだとばかりに、ほとんど目的もなく「ルーチェ」を駆って九州縦断の旅に出る。まさにロードムービー