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『グローバリズム出づる処の殺人者たち』アラヴィンド・アディガ(文藝春秋) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
→紀伊國屋書店で購入 「ITビジネスで急躍進するインドの光と影」 信頼できる友人の勧めで手にとり、感動... →紀伊國屋書店で購入 「ITビジネスで急躍進するインドの光と影」 信頼できる友人の勧めで手にとり、感動して読み終える本がときたまあるが、その一冊だった。自分から読むことはぜったいになかったと断言できる。まずタイトルがいただけない。 実際、友人も感動したと言いつつもタイトルを忘れていた。グローバリズムなんとか……というので、思わず耳を疑って聞き返した。えっ、それって経済書なの? ちがうちがう小説、と否定した友人は、久しぶりに明け方まで読んだと言い足した。 そこで半信半疑で開いたのだったが、確かに読み出したら止まらないおもしろさ。いまはだれかれ構わずに、この小説、知ってる? と言い触れまわりたい気分である。著者は1974年マドラス生まれのインド人。はじめて書いたこの小説で2008年のブッカー賞受賞した(原題はThe White Tiger)。 では何がそんなにおもしろかったのか。一言でいえば、
2010/01/06 リンク