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内燃機関超基礎講座 | 砂型鋳造——手間はかかるが精密度はピカイチの製法|Motor-FanTECH[モーターファンテック]
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内燃機関超基礎講座 | 砂型鋳造——手間はかかるが精密度はピカイチの製法|Motor-FanTECH[モーターファンテック]
砂型鋳造の「砂」とは何を指しているのだろうか。砂をもって何をしているのだろうか。 TEXT:牧野茂雄(... 砂型鋳造の「砂」とは何を指しているのだろうか。砂をもって何をしているのだろうか。 TEXT:牧野茂雄(MAKINO Shigeo) すべての写真を 見る 砂型を利用する鋳造は古代から存在した。お寺の「鐘」などは砂型鋳造で造られていた。脆い砂で型を作り、ゆっくりと母材を流し込む鋳造方法だった。その後、金型を使う高圧鋳造の技術が確立され大量生産分野で重宝されているが、近年は砂型を使う低圧(大気圧)鋳造、砂型に「押し湯」で溶湯を注入する重力鋳造も改良を加えられながら製法としての発展を続けている。 工業製品に使用される砂型は、加熱して焼き固める方法(シェルモールディング)と炭酸ガスなど触媒ガスを吹き付けて常温で固めるガス硬化法(CO2モールディングなど)がある。シェルモールディングは砂型の熱収縮を見込んで型作りを行なうが、ガス硬化では収縮がなく完全に1対1の成形になる。どちらを選択するかは作り手の