リオ五輪でジカ熱予防するには？ウイルス学者にインタビュー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「世界保健機関（WHO）」は、「ジカ熱」ウイルスの感染が拡大していることを受けて、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態（PHEIC）」を宣言した。 感染はアメリカ大陸のすべての国で確認されており、さらにヨーロッパでも初の感染例が明らかになった。感染リスクを減らすにはどうしたらよいのだろうか。ロシアのウイルス学者、極東連邦大学（ウラジオストク）のミハイル・シチェルカノフ教授、ノボシビルスク国立大学（ノボシビルスク）のセルゲイ・ネチョソフ教授に、ロシアNOWが聞いた。 ジカ熱ウイルスはエボラ・ウイルスとは異なり、致命的ではないものの、小頭児の誕生につながるようである。つまり発育に深刻な遅延を引き起こすなど、先天的な新生児の頭蓋骨と脳の発達異常の可能性を抱える。 2015年10月以降、五輪開催目前のブラジルだけでも、ジカ熱に感染した母親から誕生した新生児の小頭症が4000件以上記録されている