ルソーの第二の誕生で、「われわれは、いわばこの世に２度生まれる。一度目は生きるために、２度目は存在するために。」とありますが... - Yahoo!知恵袋

それは「エミール」って本に載ってる言葉。この文の続きを読むと、この意味ももう少し分かるんだけどね。 簡単に言うと、「一度目の誕生」は文字通り、この世に生を受けること。母親の体から産声とともに生まれてくること。 で、ルソーが言いたかったのは「二度目の誕生」の方。これは一言で言えば「思春期」のこと。 思春期を迎えるまでは子どもは大人の従属物でしかなく、自分で考え、自分で行動することも少ない。ところが思春期になると、子どもたちはもう単なる「子ども」じゃなくなる。大人に対し秘密を持ち始め、大人に大して自分の意思や感情を曲げなくなる。体力もつき、知識も徐々にではあるけど増してきて、興味関心の範囲も大きく広がる。社会的な問題や哲学的な問題のような抽象的な思考もできるようになる。もう「大人の従属物」ではなくなる。 ただ、この「子どもから大人への変化」は平穏に、ひっそりと起こるものじゃない。「反抗期」と呼