人は専門家に明解な言葉を求めるが、専門家になればなるほど曖昧な話し方になる

1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒業。豊富な臨床経験を生かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する。著書に『しがみつかない生き方』『親子という病』など多数。 香山リカの「ほどほど論」のススメ 好評連載「香山リカの『こころの復興』で大切なこと」が終了し、今回からテーマも一新して再開します。取り上げるのは、社会や人の考えに蔓延している「白黒」つけたがる二者択一思考です。デジタルは「０」か「１」ですが、人が営む社会の問題は、「白黒」つけにくい問題が多いはずです。しかし、いまの日本では何事も白黒つけたがる発想が散見されるのではないでしょうか。このような現象に精神科医の香山リカさんが問題提起をします。名づけて「ほどほど」論。 バックナンバー一覧 極端のほうがむしろ受け入れやすい 昨年の秋に出版された、経済学者の橘木俊詔さんとの対談本『ほどほ

[a1ot]

『最も真実を探求する立場にあるはずの専門家に聞けば聞くほど、真実から遠ざかって行くように思えてしまう。因果関係がはっきりしない状態を長い間耐えられなくなる』

[TOM2005]

ハシズムなどと極論を言いまくって、しかも当人からけちょんけちょんにのされた「専門家」がこう言うことを言うと説得力があるなあ（慨嘆）

[LethalDose]

今批判している人が、自分が将来高齢者になったときに厳しいことを想像して、なお批判しているとはおもわなないのかな。