不妊治療の保険適用は患者負担が増す「無法地帯化リスク」が大きい理由

不妊治療の光と闇 16人に1人が体外受精などの高度な不妊治療によって生まれている日本。その恩恵を受ける夫婦が増える一方、高額な治療費が問題視され、患者の間では保険適用による自己負担の軽減が声高に叫ばれてきた。特集『不妊治療の光と闇』では、10月19日（月）から10月25（日）までの全8回にわたり、その実態と最前線の知見、保険適用がもたらす不妊治療の真の未来像を明らかにする。 バックナンバー一覧 新内閣の目玉政策として打ち出された不妊治療の保険適用。「自己負担額が少なくなる」と患者側は歓迎するが、自由診療で荒稼ぎしてきたクリニックは収入減が確実。新型コロナウイルス感染拡大とのダブルパンチで大淘汰と思いきや、これによって日本の不妊治療は“無法地帯”と化し、患者の負担がさらに増す可能性もある。特集『不妊治療の光と闇』（全8回）の＃2では、保険適用に揺れる業界の裏事情をお届けする。（ダイヤモンド編

[kisaragiakagi]

保険適用になったら治療を提供する医院が減って不妊治療希望者の間で◯しあいが起こるのかと思うと趣深い